アスファルトに、まだ雪が固まる底冷えの住宅街。

空はこんなにも青いのに。



「放射冷却の原理」を思いだそうとして、

今のところまだ脳内に見つけられない。

言葉だけ先に思いつくことなんて、よくある話だ。


今は、すぐ検索とか、SNSで聞くとか、便利になったけど、

ひとりでじっくり考えたり、思いだそうとすることが大事だと思っている。

ちいさな子どもがスマホを持つ時代で、

「ググる」なんて言葉を8歳の女の子が当たり前に使っているそうだ。

知らない言葉に出会ったら、とりあえずググるのだそうだ。


すぐググる、なんか悲しいな。


ググってほしくないな。自分で探してほしい答えはあるよな。


「なんで空は青いのか」 「なんで海はしょっぱいのか」

「なんで韓国と仲が悪いのか」 「なんで人は人を好きになるのか」



大人がきちんと答えてあげることが、大事だ。

大人もきちんと常に考えていることが、大事だ。

その子にあった答えは、その子のために考えた「必死の答え」であってほしい。




世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え: 世界の第一人者100人が100の質問に答える/河出書房新社
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節操のない世の中で、光の速さで過ぎていく世の中で、

オレたちも学びに貪欲でありたいものだ。


ちなみにオレは今、ひとつ大きな疑問がある。


「愛してる」という響きだけで、

強くなれる気がするのはなんでだろう。



(※SPITZ「チェリー」参照)

誰かオレに

「愛してる」

と言ってみてほしい。

それが宇宙一美しい答えのような気がするから。

誰かオレに言ってみてほしい。

つーか言ってくれよ!

たのむから(涙)。




そんなことを、スピッツ聞きながら

ひとり西新宿で考えていた。


TOKYO


寂しい?

誰だそんなこと言う奴は。

寂しくなんかないよ。

こうして考えること自体が楽しいじゃないか。

エロと思索と空想さえあれば、

人生はバラ色だ。




「俺が歌を作るときのテーマは『セックスと死』だけです。」

                    ―草野マサムネ(ボーカル・ギター)