大学の「同窓会」がある。

10年ぶりくらいの朋友たちとの出会い。

非常に楽しみである。


ただ、1つだけ残念なことがある。


久しぶりに会った友は私をみて、皆同じセリフを吐くことである。


「痩せた?」


私の真の姿をご存知の方は、だいたいうなずいていることであろう。


しかし見た目以上には痩せてない。

まったくもって。

私自身は、もうこの質問には「うんざり」である。



どうしたら、と考えあぐねて

今ここでひらめいた。


この質問をハッピーにする方法を。


愚問を良問に代えるには、良質な回答を用意すればよい。

これは東進ハイスクールも気づくまい。



もしこの質問が出たら、

質問者の人数を数えるのだ。

つまりこういうことである。



質問者:

「ていうか、痩せた?」


私:


「痩せていない。


ちなみにその質問は

君で100人目だ。








結婚しよう。



完璧だ。


完璧にハッピーエンドだ。

100人に達するまでの高揚感がハンパない。

もはや、「そのあと断られる」という選択肢すら

両手を広げて「ウェルカム」だ。

松岡修造曰く、「飛び込んで来いよ!」だ。



ただし、

100人目が男か女か、それは問題だ。


「できる」「できない」ではなく、

「やれる」「やれない」の問題である。


そしてもうひとつ問題がある。





同窓会の日は、




仕事だ。